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現地取材≫品川駅から30分の名勝 [向島百花園]へ梅祭りを観にゆこう(墨田区)

テーマ:現地取材

≪向島百花園にて。2019年2月11日撮影≫


「ウメ・モモ・サクラ」とはよくいったもので、新春の梅・早春の桃・陽春の桜と、日本の春の季節の移ろいは、この3つの花の開花時期とともに進行してゆきます。

 いまでこそ、花といえば桜を指すほど、日本人のメンタリティに深く根ざすようになった桜ですが、古代、桜といえば吉野の桜に代表されるように、山あいに植わったヤマザクラを指していました。
 当然、現代のお花見のようにヤマザクラを殊更特別に愛でる習慣はなく、むしろ奈良時代辺りまでは文化先進の地である唐の影響を強く受け、貴族の庭木に植えられる花としては梅の方が好まれていたといいます。
 その後、唐の衰退や、藤原摂関家による国内政治の掌握などにより、日本文化は、これまで唐の影響が色濃かった天平文化から、日本独自の自然観・美的感覚をよしとする国風文化へと変容してゆき、その過程で貴族たちの流行も梅から桜へシフトしていったといいます。(平安京紫宸殿にあったとされる左近の桜も、元は梅の樹であったといいます。(※1))

 とはいえ、背丈も小ぶりで華やかさは桜に譲るものの寒気の中ほころぶ梅の花は、それはそれで日本人の情緒に強く訴えかけるものがあります。(※2)

≪向島百花園にて。2019年2月11日撮影≫

 さて、江戸時代、梅の名所といえば、関西では奈良の月ヶ瀬、関東では向島の百花園等が有名でした。
 この百花園は、1804(文化元)年に俳人の佐原鞠塢により3,000坪(!)の土地に開設されましたが、その後、水害や空襲等により一時荒廃したものの、1958(昭和33)年に再興され、現在に至っています。(一時的に荒れた時期があったとはいえ、場所は往時と同じ墨田区東向島3丁目にあり、面積も3,000坪超と、国指定名勝・史跡の名に恥じない規模となっています。)

≪百花園庭園からスカイツリーを望む≫

■向島百花園 開花情報(2019年2月8日現在)

≪2019年2月11日撮影≫

≪向島百花園 配布資料より≫


■ 向島百花園(墨田区東向島)

 向島百花園では現在3月3日までの間、梅まつり開催されています。
 わたしが、関東地方で雪の舞った建国記念日の連休最終日(2月11日)に訪れた際には、まだそこかしこにぽつぽつと咲く花が観られる程度でしたが、梅の開花は、日々の最高気温だけでなく積算温度(※3)で決まるらしいため、関東地方の寒気が緩むと予想される今週末土日(2月16・17日)以降には、一斉に開花情報がもたらされるのではないでしょうか?(なお、向島百花園の公式twitterから、毎日の百花園の様子を伺い知ることができます。)


◇ 住  所:東京都墨田区東向島3-18-3
◇ アクセス:京急本線「品川」駅より京成電鉄押上線「京成曳舟」駅まで、普通電車乗換なしで最短28分(※直通電車のダイヤについては事前にご確認ください。)→「京成曳舟」駅下車後、明治通りへ出て道なりに北上し徒歩13分。(※駅から見える東京スカイツリー側は南西で方角が違いますのでご注意ください!)
◇ 営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
◇ 入 場 料:大人150円


※1 小林祥次郎『梅と日本人』勉誠出版・2008年/P33「紫宸殿の梅」
※2 ちなみに、境内に「香梅園」を併設する墨田区・香取神社の松原康行宮司によると「桜は見上げて観賞してもいいが、梅は間近で観賞するもの。香りも一緒に楽しむためで、人間目線、つまり『目通り』が一番いい」とのこと。/(出典)(一社)墨田区観光協会 2019年1月発行チラシ『2019梅暦 すみだ界隈行楽案内之図』より
※3 タキイ種苗㈱ 農業・園芸用語集「積算温度」(外部リンクへ飛びます)

取材・文/TN(HN)
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